演じ屋 ~逆転のシナリオお売りします~ 4話 (とどろきゆうき/野口照夫•コミックBravo!)のあらすじやネタバレを含む感想を紹介します!
4話 あらすじ
ティッシュ配りをしている柴崎は、自分の人生を大きく変えた人と、思わぬ再会をしてしまう。
柴崎の人生が転落した訳が明らかになる。
4話 感想
柴崎は髪も長く髭も生えていて、清潔とはとても言い難い容姿です。
そして目は覇気がなく、人生に疲れている様にも思います。
そんな柴崎がティッシュ配りをしていますが、誰にも相手にされず人にぶつかられて落としたティッシュを一人で拾っている姿は、可哀想で見てられません。
そんな中でティッシュが欲しいと話しかけてきた女の人がいますが、その人をみた瞬間に柴崎の顔つきが変わりました。
そして配っていたティッシュをその場に置いたまま、その人の事を追っている柴崎を見て、その必死さに何があったのか心配になりました。
柴崎とその人の間にあった、過去の問題が明らかになりましたが、壮絶すぎて言葉になりませんでした。
柴崎はずっと今の様ではなく、1年半前までは会社勤めをしていて、今とは全く違う風貌で驚きましたが、ある事件がきっかけで何もかも失ってしまいます。
痴漢冤罪は、男性で電車を利用している人だったら他人事ではなく、いつ自分に直面してしまうか分からない怖い問題ですよね…。
私の周りの男性も、通勤時は必ず手は吊り革を持っているという対策をしている人がほとんどです。
しかし対策はしていても、痴漢だと言われたらきちんとした証拠を出せるわけではなく、無実を証明するのは中々難しい事だと思います。
無実が証明されづらい事を利用して、示談金を目的にしている詐欺グループもあったりと、本当にやっかいな問題ですよね。
電車の中で本当に痴漢をされた人もいると思いますが、冤罪で人生が滅茶苦茶になってしまった人がいると思うと、本当に可哀想です。
柴崎も冤罪で人生が狂った中の一人ですが、捕まってしまった次の日に、結婚式を控えていたなんて考えるだけでも辛いですね。
絶望的な柴崎と、ウエディングドレスの横で泣いている婚約者、そして泣きながら謝っている柴崎の両親…。
この冤罪のせいで結婚式も中止になり、みんなが辛い思いをさせられてしまって、痴漢だと騒いだあの二人が本当に許せません。
そして結婚式が中止になっただけではなく、仕事もクビになり、婚約者からも逃げられた柴崎…。
婚約者はまさか自分の結婚式で、あんな事になるとは思わず、辛かったと思いますが、柴崎が悪かった訳でもないので、なんとも言えない気持ちになりました。
こんな事があったら、覇気がなくなる柴崎の気持ちは痛いほど分かりますよね。
本当に可哀想すぎますが、どうにか柴崎が報われてほしいです。